SWANStorのトネリング機能を使用すると、WindowsのリモートデスクトップをSWANStor経由で使用することができますが、ログインのダイアログが表示され、Windowsで使用しているユーザ名・パスワードを入力してもログインできないことがあります。
この場合、以下の点を確認してください。
・入力しているユーザ名は正しいですか?
Windowsにはログインに使用できる名前と表示に使用されるフルネームがあります。リモートデスクトップでログインする時には名前の方を使用する必要があります。
・リモートデスクトップログインは許可されていますか?
管理者ユーザであればリモートデスクトップログインが標準で許可されますが、一般ユーザの場合は許可を追加する必要があります。
・パスワードは設定されていますか?
標準設定では、リモートデスクトップログインで使用できるのはパスワード認証のみです。PINも含めたWindows Helloは使えません。パスワードでログインできるように設定してください。
・マイクロソフトアカウントでログインしようとしていますか?
通常のマイクロソフトアカウントではリモートデスクトップログイン可能なのですが、一度もパスワードでログインしていないアカウントではエラーになってしまうことがあるようです。Windows Helloではなく、パスワードで一度ローカルログインしてからリモートデスクトップで接続してみてください。
また、パスワードログインが許可されている必要がありますので、設定→アカウント→サインインオプションで確認してください。
Microsoft365アカウントはAzure ADを使ってログインするのですが、この時Windows Helloしか使えないように設定されるようです。パスワードでログインするリモートデスクトップはこのアカウントでは使えませんので、ローカルアカウントか通常のマイクロソフトアカウントを使用してください。
また、Microsoft365アカウントでログインした場合、AzureADに参加していることになり、ログイン画面のサインイン先が「職場または学校アカウント」になっています。
この状態でローカルアカウントでログインするためには、ユーザ名として<コンピュータ名>\<ユーザ名> か、.\<ユーザ名>とする必要があります。
以上の項目を確認するためのツールを用意しました。https://ex.swanstor.com/download/rdpcheck.zip をダウンロード、展開してご利用ください。