グループ設定の画面にあるアクセスレベルについて説明します。
この設定は、トネリングを無効にしたグループに対して機能し、ブラウザから選択したコンテンツのアクセスを制限するものです。
アクセスレベル0:Webコンテンツである限りどのコンテンツへもリンク可能(つまり、そのリンクをクリックすると該当ページが表示されます)。
アクセスレベル1:各グループに登録されたURLのホストアドレス以下へのみリンク可能。
アクセスレベル2:各グループに登録されたURLのフォルダ以下へのみリンク可能。
アクセスレベル3:各ユーザに登録されたURLのホストアドレス以下へのみリンク可能。
アクセスレベル4:各ユーザに登録されたURLのフォルダ以下へのみリンク可能。
これによって、ユーザのアクセスが及ぶ範囲をさらに制限することができます。
アクセスレベル2、4でフォルダではなくファイルを指定した場合は該当ファイルだけがリンク可能です。アクセスレベルでアクセスが制限された場合、SWANStorサーバからForbidden (403) の応答が返されます。
絶対パス参照解釈の機能を有効にすることによって、他のホストにあるコンテンツにもリンクすることができるようになります。アクセスレベル0の場合は特にリンク先は制限されませんが、そのリンク先を制限したい場合はアクセスレベルを変更して1または3に設定してください。(デフォルト設定値は0) さらにアクセスレベルを2、または4に設定すると特定のファイルに対しての制限を加えることができます。(この場合は制限が厳しいのでコンテンツによっては正しく表示されない場合があります。)
例1)グループとしてhttp://B/の下にあるコンテンツへのリンクを許可する場合はこれを共通URLリストに加えてグループの登録時にそれを選択し、アクセスレベルを1にしてください。
例2)ユーザとして同様の制限をする場合は、アクセスレベルを3にしてそのユーザURLリストにそのコンテンツをグループのURLリストから選択して加えてください。
例3)グループとしてhttp://B/home.htmlへのリンクを許可する場合はこれを共通URLリストに加えてグループの登録時それを選択し、アクセスレベルを2にしてください。ユーザとして同様の制限をする場合は、アクセスレベルを4にしてそのユーザURLリストにそのコンテンツをグループのURLリストから選択して加えてください。
*アクセスレベルを3または4に設定した場合でも、ユーザURLリストにコンテンツが登録されていない場合はそれぞれアクセスレベル1または2と同じになります。
あるページを表示する場合、そのページ内の図などは別のサーバやフォルダパスから取得している場合があり、アクセスレベルを1以上にするとそれが表示されなくなってしまうことがあります。この場合は「SWANStor設定」の「リファラチェック」を有効にします。