SWANStorサーバとゲートウエイの通信が頻繁に途切れてしまう現象について、その原因がSWANStorサーバからゲートウエイへの接続途中にあるプロキシサーバにある場合の対処法です。
プロキシサーバの種類や設定によって、プロキシサーバを経由してインターネットに接続されているTCPのセッションを監視し、一定時間通信が行われない場合にはプロキシサーバが切断することがあります。
SWANStorサーバは一旦ゲートウエイと接続すると、デフォルトでは3分に1回の割合でポーリングパケットを通信して、接続監視と維持を計っていますが、プロキシサーバがそれより短い間隔で通信監視を行なっている場合に上記のような問題が発生します。
これを解決するためにはSWANStorサーバのポーリング監視の間隔を短くします
次のような手順で行います。
Windows版の場合:
1)SWANStorのインストールフォルダの下のserverフォルダ内にあるstation.iniをワードパッドなどで開きます(ノートパッドで開くと改行コードが正常に処理されない場合があります)
2)[Tasks]と書かれている一行上に次のような定義がなければ追加します。ある場合には60を30に変更してみます
com.areabe.server.polling_timer=60
3)保存してSWANStorサービスを再起動します
Linux版の場合:
1)/etc/init.d/swanstorファイルを開きます
2)次のような行があるかどうかを確認します。あれば60を30に変更してみます。ない場合は弊社サポート(support@areabe.com)までご相談ください。
# polling interval
export POLLING_INTERVAL=60
3)SWANStorサーバプロセスを再起動します