EXトネリングとは、TCPのクライアントサーバ型のアプリケーションをSWANStorを経由して接続する機能です。HTTPだけでなく、HTTPSなサーバ、メール、リモートデスクトップなど、御社内のファイアウォールで守られたサーバに安全に接続するVPN機能を提供します。
1 EXトネリングの仕組みについて
次の図はEXトネリングを使って社内のWindowsサーバにリモートデスクトップ接続をする場合のアクセスの流れを説明したものです。
このように、EXトネリングではJavaアプレットを使います。また、HTTP/HTTPSアクセスではURLを名前で指定する必要があるためその名前解決機能のためにループバックアダプタのインストールが必要となります。
2 EXトネリングを使ったアクセス手順について
まずはじめに、いつもと同じようにSWANStorにログインします。サーバ名、ユーザ名、パスワードを指定します(SWANPassport Bizをご利用の場合、あるいはSUITEをご利用の場合にはログインの手順は異なります。管理者から指示のあった手順でSWANStorシステムにログインしてください)
EXトネリングを利用する設定の場合、Javaプログラムが起動し最初にご利用環境のチェックを行います。そこでループバックアダプタがインストールされてない場合には次のような表示になります。ループバックアダプタが既にインストールされている場合には、以下の2つの表示はスキップします。
手順に従ってループバックアダプタをインストールします。インストールが終わると次のような表示になります。
「EX トネリングを起動する」をクリックすると再びJava アプレットが起動し、EXトネリングが利用可能となります。ループバックアダプタがインストールされている環境では、SWANStorにログイン後はここからスタートします。
HTTP/HTTPSアクセスではリンクをクリックすることでアプリケーションにアクセスできます。このとき、緑色のランプが点滅することで、通信がEXトネリングを使って(つまりJavaアプレット経由で)行われていることを示しています。
以上です。
EXトネリングの設定方法など、さらに詳しい情報は関連FAQをご参照ください