“SWANStorサーバの管理画面の「リバースプロキシ」内には「マルチWeb機能」という項目があります。デフォルトでは有効のスイッチが入っていません。
SWANStorのWeb版をご利用の場合、アクセスユーザからはSWANStorシステムを経由して参照する社内システムは全て、アクセスユーザの入り口であるSWANStorゲートウエイ1個が「Webサーバ」であるかのように見えています。
実際にはSWANStorシステムの奥には複数台のWebアプリケーションサーバが存在するため、SWANStorシステムがアクセスユーザからのアクセスを適切なWebアプリケーションサーバに振り分けるための仕組みが必要になります。
「マルチWeb機能」はSWANStorシステムがURLのパスの一部に振り分け先のWebアプリケーションサーバの情報を埋め込むように編集することで、アクセスユーザからのリクエストを正しいWebアプリケーションサーバに転送できるようにする仕組みです。この仕組みによって
1)一つのページが複数のWebサーバからの情報の組み合わせで表示されるような場合にも対応できる
2)SWANStorシステムを通じて複数のWebアプリケーションの画面を同時に立ち上げても、それらの間を自由に行き来できる
という利点が生じます。ただし、SWANStorシステムに複雑な編集処理が実行されることになるので、レスポンスに影響が生じます。また、Webアプリケーションの構成によってはSWANStorシステムの編集機能が正しく動作せず、正常に表示できないなどの問題が発生する場合もあります。後者の問題については、SWANStorシステムの編集処理で使用するパターンファイルを拡張することで解決する場合もありますので、弊社サポートにご相談ください。
また、関連FAQも合わせてご参照ください。”