1 EXトネリングとは
EXトネリングは、SWANStorサーバに設定されたTCPアプリケーション(Webサーバ、リモートデスクトップ、メールサーバなど)に、LANアクセスと同じような感覚で、社外にあるWindows PCからアクセスできるようにする仕組みです。
EXトネリングをご利用になるためには、Windows PCに次のものがインストールされていることが必要となります。
1)最新のJava
2)Microsoft Loopback Adapter
はじめてEXトネリングを利用される場合、SWANStorではこれらのソフトウエアがインストールされているかどうかをチェックします。
以下、ご利用の開始から、実際にEXトネリングでWebアプリケーションにアクセスするまでの流れについて説明します。
2 EXトネリングご利用までの流れ
ご利用のWindows PCに、JavaもMicrosoft Loopback Adapterもインストールされていない場合の流れについて説明します。
初めてEXトネリングにアクセスすると、SWANStorはまず最新のJavaプログラムがインストールされているかをチェックし、次にMicrosoft Loopback Adapterがインストールされているかどうかのチェックを行います。
ご利用のPCに既に最新のJavaプログラムがインストールされている場合には、以下の2?1のステップはスキップします。
(以下の画像はWindows 8.1のIEを使っています。Windows 7などのIEでは表示が異なる場合がありますが、流れは同じです)。
2?1 Javaインストールまで
1) 通常のSWANStorログインと同じように、
にアクセスをします。
そのままSWANStorにログインする手続きを進めます。
2)Javaがインストールされていない場合には次の画面が表示されますので、赤いボタンをクリックしてJavaのインストールを進めます。(赤いボタンをクリックするとJavaのダウンロードサイトが表示されます)。
3)Javaが最新でない場合や、古いJavaのプログラムが残っている場合、次のような画面が表示されることがあります。「アンインストール」をクリックして先に進みます。
4)Javaがインストールされればこのステップは終了です。IEを起動しなおして、再度SWANStorにログインします。
2?1 Microsoft Loopback Adapterのインストール
Microsoft Loopback Adapterのインストールには管理者権限が必要です。次のステップの実行前に、ご利用アカウントの権限をご確認ください。
1)SWANStorにログインすると、Javaが起動します。その際次のような画面が表示されることがありますので、発行者が「AreaBe Japan Inc.」であることを確認し、「上記の発行者と場所からのアプリケーションについては、次回から表示しない(D)」にチェックを入れて「実行」をクリックします。
2)起動したJavaプログラムがMicrosoft Loopback Adapterの有無をチェックして、インストールされていない場合、次のような画面が表示されるので、「インストーラの実行」をクリックし、インストーラプログラムをダウンロードします。
3)インストーラプログラムのダウンロードが終了すると、次のような画面が表示されます。「実行」をクリックしてみます。
4)LoopbackAdapterのインストーラプログラムが起動します。「次へ」をクリックします。
5)次の画面は「スキップ」をクリックします。この画面は3)のIEの画面の裏に隠れてしまう場合があるようなので、表示されない時はIE画面をずらしてみてください。
6)次の画面は「インストール」をクリックします。
7)ご利用のアカウントに管理者権限がない場合には次のような画面が表示されます。管理者権限のあるアカウントで手順をやりなおすか、3)のステップで一旦プログラムを保存し、保存したLoopbackAdapter64.exeあるいはLoopbackAdapter32.exe(ご利用のWindowsシステムによって異なります)を管理者権限で実行してください。
8)インストールに成功した場合、以下の画面が表示されます。「終了」をクリックします。
9)3)の画面が下のように変化している場合、「EXトネリングを起動する」をクリックします。あるいは再度SWANStorにログインしなおします。
3 EXトネリングの利用
以上の準備が終了後SWANStorにログインすると、最終的に以下の様な画面になります。表示ランプが緑の場合、EXトネリングのご利用が可能です。
EXトネリングを利用してTCPアプリケーションと通信をしている間は、緑ランプが点滅します。また、Webアプリケーションでは、表示されるURLがhttp://で始まりますが、実際の通信はEXトネリングにより暗号化されています。